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<ブーレ>
 

かつて私は、同じ譜でありながら音楽が異なるのは、演奏家のテクニックの問題だけではなく、文化や歴史や言語の響きによって出される演奏や表現方法に「民族性」の違いがあるのではないかと感じておりました。

1993年4月にウクライナの首都キエフで開催された「日本・ウクライナ音楽祭」に参加した際、キエフのオペラ劇場で聴いたキエフ・オペラバレエ・オーケストラによるチャイコフスキーの交響曲の演奏に、日本人の演奏には無いサウンドがあり、それぞれの生きてきた文化による民族のマインド(精神)の違いがあることを痛切に感じました。

例えば、まずクラリネットの音が違う、チャイコフスキーは交響曲でチェロとクラリネットの
ユニゾンを良く使うが、本場に来て初めて、こういう音(ある楽器とある楽器が組み合わさった時の音=しかもユニゾン)のイメージで作曲していたのかと初めて感じた。フランス音楽や他には無いサウンドです。国によって楽器の出す音のイメージが実際に違うからです。日本人の出す音は繊細で美しく色彩感がある。ウクライナやロシアは幹の太く、がっちりとした安定感のある音を出す。これは子供の時から聴いている音である。

面白いもので、隣の芝が「良く見える」ごとく、私はその太さに魅力を感じ、一方彼らは、日本人の出す繊細な美しさに憧れた。そんなわけで、音楽祭はお互いの文化を認め合うという素晴らしい交流が出来たと思う。
 
 
とかくクラシック音楽はヨーロッパに目を向けやすいが、世界中には様々な音がある。帰国後から私は繊細さに太さをプラスさせた音を求めるようになった。こういった民族性の違いや文化言語の違いは、何かしら目に見えない「エネルギー」や「次元の世界」、「シンクロニシティー」や意識レベルの「周波数」があるのではないかと感じておりましたが、当時の私には、それはあまりにも漠然としたものでした。

しかし近年、グラビトン・サウンドシステム(音楽用グラビトン結界)によって、音楽(音)の情報構造の違いを知るに連れ、全ての物質に科学的な数値の差があることが、ありありと見えてきたのです。それはあたかも神聖な世界に入りこんでいくような感覚でした。そして、さらに情報構造変換というテクノロジーによって、よりピュアな音楽の世界が開けてきたときの感動を忘れることはできません。

音・音楽に関して実験と検証を重ねながら、より具体的に、様々な音楽のジャンル別周波数が解明されて来ていることは事実であります。既に、昨年2009年8月29日〜30日に開催された第3回グラビトニクス学会で公式に発表されております。また、本年8月には、サンケイホールで開催予定の第4回グラビトニクス学会で新たな研究結果の発表があることを楽しみにしている一人でもあります。


※斉唱(せいしょう)=ユニゾンとは厳密にいえばまったく同じ高さの音を複数人で演奏したり歌ったりすることであるが、一般的に1オクターブあるいは複数オクターブ離れてまったく同じ音名(メロディ)の音を演奏したり歌ったりするのを指す。
 
1993年ウクライナ日本音楽祭(キエフ映像) 
 
 
第3回グラビトニクス学会(2009年8月30日)


この日は、クラシック、ジャズ、タンゴ、ボサノバ、演歌の周波数による
グラビトン・サウンド・システム(音楽用グラビトン結界)の公開実験が行われた。
会場からその音の違いに、驚きの声が上がった。
 
 
   
 
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